（3月１４日、仙台に直行しようと途中の福島県須賀川市で足を止められた。

その先、ガソリンがないうえ、核発電所が緊急事態だと告げられたから。

ここで旅館を探そうとしたが、どこでも満室か施設が危ないから営業していない。

市内を探しまわった末、避難所の体育館に寄ってみたら、当直の職員が

暖かく迎えてくれた。すぐ隣の市の庁舎が倒壊の恐れがあるから、

体育館内に移ってきた。ここで約２７０名の避難者がいる。

この夜、私たちも避難者として初夜を過ごすことに）

（手前の写真記者が横になるとすぐに寝ついた！横になれる場所で十分！）
 

（既に疲れ切ったのに、記者が職員への取材を忘れず。若い職員がまめに私たちの質問に答える。話によると、須賀川市の被害は相当に深刻で、分かる時点でも１６００名の避難者がいる）
 

（すぐに今日の情報を電話で、ネットで本社に伝達）
 

翌朝１５日、核発電所の危機が増している一方でわたしがやむを得ず西日本海側の新潟に移動する方針転換に。向かっていく途中の山形県で雪積もりが厚くなる一方。車の走りもチェンがないままだったから、ドキドキ・ハラハラだった。珍しく営業している店を見つけ、ここで暖かい食事ができた。）

（雪景色が綺麗で、劉記者が三人のプロカメラマンに囲まれ、記念写真撮影サービス）

（昼ごろ新潟中国総領事館に到着。応接してくれた王華総領事がかかってきた電話の応対でなかなか私たちと話について来ない）

（総領事が東北地方中国人を避難させる措置と状況を紹介してくれた。ビデオメッセージで慌てずに・不確実な情報に当惑されないよう、と呼びかける）

（一行はここで貴重な記念撮影を）

（被災区からの避難者が増える一方で、領事館に問い合わせの電話も殺到する。領事館は２４時間の体制で対応する。）

（夜になっても大型バスが次から次と到着してくる）

（ここに着いたばかりの赤ちゃん連れのお母さんに私たちのスペースを譲る）

（赤ちゃんが幸せそうに眠っている！）

（毛布受領の長い列）

（震災区からの中国人は新潟総合体育館に避難させている。写真は領事が避難者向けに注意事項と帰国見通しなどの説明風景）

（自分たちのこれから帰国に関わる重要な説明で真剣に聞き入れている）
 

（最初二日間中国人避難者がここ体育館で避難）

（１７日時点のＮＨＫが知らせている災害統計情報）

（地震発生時、コンビニで勤務中の阿部さんが津波から逃れできた。彼女から、生々しい避難状況を聞いた。
この日、親族の意家から避難所に移ってきた。彼女今の心配は行方不明となっている友人の所在）

（こちらの研修生たちは被災地を離れた際に臨時に会社から一律１０万円を支払わせ、心配しているのは
まだ支給されていないギャラの行方。）

（総合体育館のほかに市の産業振興センターも避難所として設置。ここも中国の避難者で埋まっている。）

（この日に入ったばかりの可愛い女の子がカメラに向かって「Ｖ」サインをしてくれた）

（１６日、新潟国際空港で第一便増発の出発便を待っている帰国する中国人。子連れ、赤ちゃん連れ、妊婦や年寄りが優先にチケットを配布されている。座席数以上の人が押し寄せてきたため、混雑な場面も）

（臨時便に乗ろうと、空席を待ち構えている人も大勢いる）

（赤ちゃんを連れている若い男性も、もしかしたら私たちのベッドで寝ていた赤ちゃんとそのお父さん・・・）

（中国からのテレビ取材はこの光景をリポートしている）

（チケット入手できた親子が安心の笑顔）

（一方、空港に隣接している新潟入国管理局では再入国手続きで人が溢れている。入管ではあまりにも急増している申請者に既にチケットを予約した人から優先的に受理の措置を取っている。）

国際空港での取材を終え、私たちが「さよなら」のポーズを